大企業総合職会社員女子が20代半ばで妊娠・出産を選ぶメリット8選

この前入社したばかりでまだ一人前に仕事もできないのに、
もう妊娠してしまっても大丈夫なの?

先輩方を見ていると30歳前後に出産する人が多いけど、
早くに出産するメリットはあるの?

こんなことを考えている人はいないでしょうか?


会社でもまだまだ戦力になれていないので、一人前になるまで頑張りたいという気持ちがある反面、
仕事を優先して子供のタイミングを逃してしまう不安があったり、仕事はちょっとお休みしてそろそろ子育てしてみたいな…と思ってきていたり。

今回はそんな人の背中を押せたらと思いこの記事を書きました。

入社3年目の24歳で妊娠、4年目の25歳で出産した筆者が自身の経験をもとに、メリットを8つ紹介していきます!

あずき

一緒に見ていきましょう!

この記事を書いた人
あずき

新卒で大手大企業に総合職で入社。入社3年目、24歳で第一子を妊娠、4年目、25歳で出産。現在育児休業中。
得意なことは節約。サイドFIREを目指しています。子どもをバイリンガルにすべく幼児期の英語教育について研究中。

目次

20代半ばで妊娠・出産を選ぶメリット8選

メリット① 不妊治療をせずにすむ確率が高い

不妊治療についての話題は周りで聞くでしょうか?
年代によってさまざまだと思いますが、30歳になる先輩がこんな話をしてくれました。

結婚はしてるんだけど、子供はまだで。不妊治療してるんだ。
周りもそんな話ばっかりだよ~💦
20代は仕事がすごく楽しくてやりがいがあったんだけど、もう30歳になっててね…。

筆者の周りにはまだ不妊治療をしている人がいなかったのでこれが初めての経験で、当時は「まだ30歳なのに!」という驚きがありました。
しかし現実、30歳を過ぎると20代に比べて妊娠の確率は下がりますし、誰でも他人事じゃないと思います。

厚生労働省の調査では、4.4組に1組が、不妊治療を受けたということです。

実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は22.7%
で、夫婦全体の約4.4組に1組の割合になります。

https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/001073887.pdf

筆者が妊娠し、産婦人科クリニックに通っているときも、そこには妊娠している人はほとんどおらず、不妊治療で定期的に通っている人が多いように思いました。

そして、不妊治療にはお金がかかることは言うまでもありません。
近年、保険適用になりましたが、それでも、治療なしで妊娠できた方が持ち出し資金も、精神的不安も少ないはずです。

若いうちはお金がなくて不安かもしれませんが、30代になってまとまったお金ができても、このような20代ではかからなかったことにお金がかかる可能性があるということを認識しなければなりません。

不妊治療をせずに妊娠したかったら、若いに越したことはないよね。

メリット② 健康保険組合、厚生年金に加入しながらもその保険料が免除になる

ご自身が何かしらの健康保険組合に加入しているのを把握していますでしょうか?


大企業の会社員だとその会社が運営する健康保険組合の組合員(中小企業だと多くは「協会けんぽ」)だと思いますが、この組合健保、フリーランスや専業主婦が加入する国民健康保険と比べて、案外強いのです。

健康保険組合のメリット、国民年金保険のデメリットはこんな感じです。

健康保険組合のメリット

・出産手当金がある。(産前産後休暇にもらうお金のことです)
・出産育児一時金が53万円など、国保の水準より高い場合がある。
・扶養家族の保険料は払わなくてよい。
・育児休業給付金がある。

国民健康保険のデメリット

・出産手当金がない。
・扶養家族(配偶者や子供など)の保険料も支払う必要がある。
・育児休業給付金がない。

健康保険組合に加入していることが大企業勤めのメリットの一つと言えるのではないでしょうか。

そして本題ですが、この健康保険料、産前産後休暇中、育児休業中は全額免除になるのです!

そしてさらにうれしいことに、厚生年金保険料も全額免除になります!!

もちろん、年金を払っていないからといって、将来の受給額が下がることはありませんし、健康保険料を払っていないからと言って、病院の3割負担が受けられないわけではありません。

健康保険料も厚生年金保険料も会社が半分出してくれているわけですが、会社の負担分ももれなく免除となります。

ひよこ豆ちゃん

税金免除はありがたいね!

メリット③ 育児休業給付金もそれなりの額もらえる

育児休業給付金ってどれくらいもらえるの?
67%とか50%とかいうけど計算の仕方がいまいち分からない…

こんな悩みを持っている方がいらっしゃったらぜひここで計算していってください!
意外ともらえることが分かりますよ!

筆者もネットでいろいろ調べても結局よくわからなかったのですが、実際に給付が始まりその額を確認することでやっと解明できました。

ちなみに厚生労働省のページを見るとこのように出ています。

育児休業開始前(産前、産後休業を取得した場合は、原則として産前、産後休業開始前) 6か月間の賃金を180で除した額が 「賃金日額」 となり、 支給日数を30日とした場合の 「休業開始時賃金日額×支給日数」 賃金月額となります。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000172768.pdf
ひよこ豆ちゃん

難しい…💦

丁寧に説明していきます!

まず、育児休業開始前(産前、産後休業を取得した場合は、原則として産前、産後休業開始前) 6か月間をどのように定義するかですが、
(産前休暇を取得しないことは一般的ではないので、産前休暇取得を前提としますね)

産前休暇を取得する月に11日以上働いていたらその月を含む過去6か月間、11日未満であったら、その前の月から過去6か月間

となります。

例えば、6月15日から産前休暇を取った方は1月~6月ですし、6月10日から取った方は昨年の12月~5月となります。

そしてここでいう「賃金」とはなんぞやということですがこちらは、

給与明細の「支給総額」という項目など、会社から被雇用者に支払われた金額(税引き前)
賞与は含まず住宅補助・通勤費などは含む

となります。

あずき

手取り額ではないので注意です!

そして、6か月間の賃金の合計金額を180(日)で割って、それに30(日)をかけた金額が基準となる賃金月額です。

その金額から、育児休業開始から6か月間は67%、以降は50%の金額が育児休業給付金として実際に手元に入る金額です。

いくらになりましたでしょうか?

いつもお給料として手元に残るお金は税金が引かれていて少なく感じると思いますが、育児休業給付金の計算は、税金が引かれる前の水準で計算しているので、想像以上にもらえたのではないでしょうか?

あずき

案外もらえてうれしい!けど…67%の額、いつもの手取りと大差なくない…?

もなかパパ

税金恐るべし…

付け加えると、基準になる賃金月額が低いと、給付金も少ないわけですので、出産は入社4年目以降くらいがおすすめです!

参考:厚生労働省よりhttps://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/data/dl/toriatsukai_youryou_h.pdf

メリット④ 会社で責任のある立場にいないからこそ、落ち着いて育児に専念できる

戦力になるまで仕事に専念したとして、そこから育児休暇に入ろうと思っても、チームのこと、顧客のこと、プロジェクトのこと、いろいろと気がかりになってしまうのではないでしょうか?

出産が要因で出世を遅らせたくなく、すぐに職場に戻らなければと焦ってしまったり…

またすぐに働きたい!という人はよいと思いますが、そのポジションや積んできたキャリアが、無意識に子育てに全力投球できない状況を作ってしまうかもしれません。

責任のある立場にいないからこそ、子育てを優先したければそうできるというのは、若手のうちに出産するメリットの一つであると思います。

メリット⑤ キャリアの道に戻りたいと思っても、まだ若いのでチャンスはある

役職がついてから育児休暇を取ってしまうと、その穴は大きく、もしかしたら代わりの人が来てしまい戻りにくくなってしまうかもしれません。

しかしながら、平社員の、しかもかなり若手のうちに育児休業を取ってしまえば、会社にとっては痛手も少ないですし、代わりが来たとしても、その人もまだ半人前でしょうから、また自分に代われないということはないでしょう。

最初は周りに遅れを感じるかもしれませんが、いずれ同世代に結婚、出産、育休のタイミングがくるので心配することはありません!

キャリアの道を目指したいと思っても、まだまだ大丈夫です!

メリット⑥ 短時間勤務にすることでママさん部署に異動させてもらえる可能性も

もう前のような長時間労働はイヤ!子供もいるからプライベートを優先させたい!という思いがあれば短時間勤務にする選択肢があります。

会社にもよりますが、最短4時間からの勤務が可能だったりします。

激務の部署だったり、成果重視の部署の場合、短時間勤務の社員をいつまでも残しておくことはしないのではないでしょうか。

前の部署に戻りたくない場合、戦略的に短時間勤務を希望すれば、後方部隊に異動させてくれるかもしれません。

もし会社を辞めたいほど嫌になっているとしても、このように妊娠、出産を機に戦略的にキャリアを変えていける可能性があるので、早まらないでくださいね。

メリット⑦ 第三子、四子とたくさんの子宝に恵まれるチャンスがある

高齢出産で第二子はあきらめたという話をよく聞くようになりましたが、20代半ば頃に出産すれば、第二子だけでなく、
三子、四子…と出産できる
可能性があります。

最近は日本政府も少子化対策に力をいれてくれていますから、第三子以降は特に、国からの給付金も期待できるところです。

たくさん兄弟を作りたい!と思っている人は、初産は早いに越したことはありませんね!

メリット⑧ 早くして人生プランを練り直すことができる

最後は少し余談になります。

朝から晩までずっと働いていると、自分の人生を見つめ直す機会はあまり持てないのではないでしょうか?

働いているのが当たり前になって、会社ありきのキャリアになってしまうけれど、ふと立ち止まると何のために働いているのかわからなくなる、そんなことはないでしょうか?

実際に筆者がそうでした。

24歳のとき、10年後の自分に手紙を書いたのですが、

このままずっと働いているの?世界一周したいっていう夢は叶えられたの?一度しかない人生、後悔しないでね。

といった、未来への自分に無責任に託すような半場諦めの手紙を書いていました。

それから良い出会いがあり、結婚、妊娠、出産と進むわけなのですが、
早くに結婚することで人生プランをパートナーと練ることができ、妊娠を機に休暇に入ることで、会社に固執しない生き方を考えはじめることができました

一年以上会社から離れるという経験は出産をきっかけとしないとなかなか難しいと思います。

だからこそ、その機会を生かして一度立ち止まってみる、というのはとてもよい時間になると思います。

そしてその機会は20代半ばでも決して早すぎることはないと思っています。

20代半ばで妊娠・出産を選ぶメリット まとめ

以上が、実体験を通して私が感じた20代半ばに妊娠・出産をするメリット8選でした。

参考になりましたでしょうか?

周りを気にしてまだ早いかな…と思っていても、それは会社の都合に合わせているだけで、自分の人生は自分の都合で決めるべきです。

ぜひ納得のいく決断をしてくださいね!

日本の未来を担う子供を育てることに、自信を持っていきましょう!

あずき

筆者が全力で応援します!

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この記事を書いた人

20代|2022年に第一子を出産した0歳児新米ママ|現在育児休業中
妊娠、子育て情報を中心に自身が体験したことを発信しています!

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